特定非営利活動法人 前橋中央硬式野球俱楽部では、進路実現に向けた指導を積極的に行います。
進路担当は代表理事の春原が対応しています。
部員たちのバックアップ体制として、入部時から2年時までは通常補習を行います。
週に2日、机に向かう時間が設けられており、1時間目はトレーニング・2時間目は英語と数学になります。
3年時は通常補習に受験対策が加わります。
2時間目の英語と数学は専属の先生が授業形式で行います。
前橋中央ボーイズがNPO法人を立ち上げ、それと同時に学業補習が始まりました。
16年目になりますが、最初からずっと前橋中央の補習を担当してくださっている先生です。
ご自身でも学習塾を運営されており、進学のスペシャリストでもあります。
さらにはこの16年間、出来る子から出来ない子まで幅広くご対応いただき、共に学び高校へ送り出してきた仲でもあります。
3年前から延長補習で受験対策もしっかりと対応してくださいます。
ちなみに、よくある学習塾の合格実績的に明記すると、昨年の合格実績は「前高2名」「高々5名」「前南3名」「高北1名」… こんな感じになります。
1時間目のトレーニングは、
月替わりの初日に目標設定トレーニングを行います。
毎月身長と体重を測定して、ワンタップスポーツというアプリに入力、自身の体型推移を可視化することと身長予測値を可視化して将来予測を行います。
目標設定をする際に、自分がいつ頃身長が伸び止まって、そこから体重増加を予測して、制限なくトレーニングをして野球の動作がいつころ良くなりそうかを予測した上で、いつ頃どうなっているか、いつ頃までにこれが出来るようになど具体的に目標を設定できるようにトレーニングを重ねます。
2日目以降から3週目までは語彙力向上トレーニングになります。
具体的には現代文の長文読解を行います。
高校入試レベルから大学入試レベルまで、各学年によって異なりますが自分自身で辞書を用いて自力で読み、自力で答えを出していきます。
塾や学校で解法のテクニックを学んだところで問題が読めない、何を問われているのかが分からなければ点数は上がりません。
日本の読解力は世界トップレベルであったものが昨今では圏外になりつつあると言われています。
スマートフォンの普及で言葉のやり取りも省略されることが増え、絵文字や「り」などの一言で済ませるような状況下に置かれるようになります。
塾や学校で補え切れない「読む」ことへのアプローチを日々のトレーニングを通して補っていきます。
だから「塾」ではなく「補習」なのです。
オンライン組の風景
4週目はコミュニケーション能力向上トレーニングに取り組みます。
ディベートとまではいきませんが、答えの無い討論会を行います。
グループワークを行い、各グループで考えをまとめて代表者が発表する形式で行います。
「球数制限だけで障害予防はできるのか?」「新しい練習メニューを考えるとどのようなものになるか?その効果は?」「グループメンバーの長所と短所を考えてみよう」「小売店の深夜営業は必要か?」「テレビと固定電話は家に必要か?」…
こんなお題について話し合いとまとめを行っています。
毎月、こんなスケジュールで平日補習は行われていきます。
2年時の終わりから、3年時には統一テストを受験させて自身の成績把握にも努めます。
通知表に「2」があった成績不振者は全てが「3」以上になるまでLINE指導となります。
LINE指導に関しては企業秘密です。
ここまでご説明したような内容で平日補習や受験対策を行い、部員たちの進路実現に向けてコツコツと積み重ねていきます。
群馬県では、今年度から公立高校入試が変わります。
残念ながら5月も終わりを迎える時期になりましたが、公立高校の先生に入試の方向性は出ましたか?と会う先生全員に伺っているのですが返答があったのは1校のみです。
どのような入試になるのか、どのように課外活動が評価をされるかが分かりませんので、少しでも点数を上げることを今からしていかなければなりません。
例年夏休み以降に3年生の延長補習を始めていましたが、今年度は4月からスタートさせています。
前橋中央硬式野球俱楽部では週に2日、2時間の補習で部員たちの進路実現をサポートしていきます。
週2日・2時間の補習ですので、1週間で4時間、1か月で16時間、1年で192時間、3年間で576時間の勉強時間があります。
さらに必要があれば、LINE指導や3年時には延長補習でサポートします。
方向性がなかなか出ないことと1発勝負となる公立高校入試を敬遠し私立高校への受験者が増えることも予想されます。
そうなると私立高校はレベルアップが図れます。
どちらにしても学力が伴わないと群馬県内の高校への進学は難しくなります。
より気を引き締めて、今年1年の平日補習に取り組んでまいります。
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