野球のピークって?

デイリー新潮さんの記事です。
巨人が2位指名した瞬間、他球団は舌打ち…26歳、森田駿哉投手はオールドルーキーではない理由

小学生では12球団トーナメントに出場する各球団のジュニアチームが記事として取り上げられる中、何とも興味深い記事が掲載されました。
森田投手とは野球界の将来に向けて指導者が集う、あるミーティングの席でご一緒させていただいたことがあります。
富山商業で活躍されていた姿を拝見していたこともあり、さらにはひときわ目立つ身体つきであったため彼が入室されてきたときには「なんでいるの?」と感じたことを覚えています。
その時はまだ大学生でしたので、将来指導者になるためにこのような場に来ているのかなぁなんて思っていましたが、大学4年時に復帰されて社会人に進まれたことまでは知っていたのですが、ドラフトで指名されるほどに回復されていたことは驚きでした。
森田投手は現在26歳、早生まれのためルーキーイヤーは27歳でのスタートとなります。
年齢的にはオールドルーキー、凄いですね。

前橋中央では選手に「野球は続けたもの得」と伝えています。
森田投手をはじめとして多くの野球選手が、何も制限なくトレーニングをして効果を得たり、ケガから復帰して何の制限もなくトレーニングをして効果を得られるまでになるのは、ずいぶんと年齢を重ねてからになるからです。
この辺りは広く知られるようになってきました。
記事にも社会人野球の平均年齢が上がってきていることが紹介されています。
続けて続けて、探求して探求して、追求して追求して、そうしなければ自身がどのような選手であったかを理解できない、それを知るまでにとても時間のかかる競技であることの紹介でもあるように感じました。

しかしながら野球に限らずどの競技でも教育のシステム上、6・3・3・4という年月が経つと進学する時期がおとずれて自身に区切りをつける、もっと言うと「つけやすくなる」時期ともなると思います。
その時点での「比較」や「偶然的でしかない選手の進む道」が影響して野球を見切ってしまう・諦めてしまうというもったいない時期でもあると思います。
全軟連の学童野球登録チーム数や競技人口の推移などを参考に考察すると、小学期(軟式・硬式・加盟・未加盟含む)~大学野球の選手数を見てみると大学まで野球を継続する選手は1/11くらいの割合になると考えられます。
つまりは同じような体型の選手や成長過程の選手がライバルに10人いれば、ほとんどは高校までで野球を見切ることになると伝えています。
一般的に言われるのは
小中学期に身長が大きく伸びて身体形成が変化します。
身長の伸びが落ち着いてくると体重が増え力強さが増してきます。
身長が伸び止まってからは大人と同様に制限なくトレーニングをすることができるようになり、その1~2年後にその効果を実感できるようになるようです。
もちろん成長過程は人それぞれですのでその時期は異なりますが、前橋中央では日本人の平均身長を基準にして計測をした自身の身長予測を基に自分がどの辺りにいるかを考えながら野球に取り組みます。

野球界を見渡すと、その平均身長を大きめに上回れる選手は中心選手になりやすく、小学・中学・高校・大学前半くらいまでは優位性が働くと感じています。
早く大きくなる要素を備えた選手は早くから試合の出場機会を得たり結果が出たりして野球を楽しむことができる機会が多くなります。
中学硬式の関係者とお話をする際に「小6ピーク」とか「中学ピーク」という言葉をよく耳にします。
早く大きくなる要素を備えた選手の中でも早い時期にピークが来てしまいすぎて、その後に影響を与えてしまうことの表れだと思います。
「消えた天才」というテレビ番組で、その対象となった選手の苦悩が紹介されていました。

ここで考えたいことは「平均身長」についてです。
「平均」ということは、それ以上が50%でそれ以下が50%となります。
考察で平均身長を大きめに上回れる選手は野球を楽しめるとしました。
平均値に近かったり下回ったりした選手はどうなるのでしょうか?
先述した通りに大人の身体に近づけば近づくほど力強さが増し、トレーニングの効果を実感出来るようになります。
その時期が来るのが遅いだけですので、その知識を保護者の皆様と選手が得なければなりません。
決して12球団トーナメントが、決してU-15に選ばれることが、決して甲子園に出場できることがゴールではありません。
大人の身体になる時期が近づき、同じ土俵に上がれるようになってからの自分を考えさせることが大切だと思います。
楽しめる時期が来る前に野球を諦めさせたり、つまらなくさせてはならなりません。
そして平均値に近かったり平均以下でも、才能や能力に差があるわけではありません。
むしろ身体の成熟が進む前に得られることが多くありますので、その知識を得て取り組んでいけば同じ土俵に上がれるようになったころに大番狂わせや大金星を挙げることができるようになるはずです。
その時期にならなければ自身のピークは決められないのだと思います。

野球界には先輩たちが多くの進んだ道を示して下さっています。
選手は多くの道しるべを基に自身の目標設定の参考にしてもらうことが大切だと思います。
また、少しでも長く野球を続けてもらえるように大人が環境を整えることも大切だと考えます。

森田投手の一例からも参考に出来ることが多いですよね。

前橋中央では長く野球を続けたいと思っている選手を応援していきます。

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