慶友整形外科病院において新入部員メディカルチェックを実施しました。 2015年度の新入部員メディカルチェックで2名がOCD(離断性骨軟骨炎)と診断され投球並びにバッティング禁止となり、治療・リハビリに進みます。さらには、1名が事前に受診しOCDの手術を受けることになりました。早期改善に向けてリハビリを積み重ね、しっかり辛抱して回復を図り中学2年時からはゲームに復帰することができました。
OCD(離断性骨軟骨炎)は10歳から14歳ころに発症する確率が高く、早熟傾向の部員はこの時期での発見が重要となり、晩熟傾向の部員はまだまだ未成熟な体型の部員が多く見受けられこれからの時期にも発症の確立が高い状況が続きます。
前橋中央の新入部員メディカルチェックでは、例年1割に投球ならびにバッティング禁止となってきましたが、2015年度は45名受診で3名ですので7%でした。幼少期に投球制限や複数投手・複数捕手を起用する野球環境が出来上がってきているのではないかと感じました。
また、2015年度の新入部員は例年以上に晩熟傾向の部員が多かったため早い時期の大会は重きを置かずに3年生になった時の大会を目標に進めていきました。それなりの結果を収めることができたと思います。
中学期で無理をせず野球に取り組み、高校野球をお休みする期間があってほしくないと考えています。
慶友整形外科病院スタッフの皆様、ありがとうございました。